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中古住宅を自分で構造補強する

最近、中古住宅を購入し、自分でリフォームする方が増えています。
内装を自分で好きなように変えて楽しまれています。
クロスを貼り替えたり、塗装したり、珪藻土を塗ったり、楽しいですよね。

でも、ちょっと考えていただきたいのは、家の強度についてです。

中古住宅の場合、骨組みの強度が根本的に足りない場合があります。
阪神大震災などの例をみてもわかりますが、住宅の手抜き工事による強度の不足は、あなたの命さえ奪う危険性があります。
リフォームするときしか、構造補強のチャンスはありません。
内装をはがすか、外壁をやり変えるときしか構造補強はできません。
一部の悪徳業者がする耐震補強工事(金物を、床下や天井裏にたくさんつける)はまったく意味がありません。

比較的簡単で、しかも、強度の出る方法としてぼくがお薦めするのが、構造用合板の直貼りです。
内装をはがすと、柱と間柱が出てきます。それに直接、構造用合板を貼っていきます。
床は、大引きに直接、24mmもしくは30mmの構造用合板を貼ります。
すべての部屋をこうして固めてしまえば、地震でも倒壊しない家になります。

ただ、家によっては、重大な欠陥のある場合もありますのでプロの診断を受けてからにされることをお薦めいたします。

構造用合板を貼る前に、必ず、柱と土台、柱と梁、桁を緊結する補強金物を入れておいてください。
筋交いも入れておく方が安心です。バランスよく配置し、金物で補強します。
基礎から柱までを補強する、ホールダウン金物もあります。
バランスよく、家全体を補強すれば、家そのものが箱になり、基礎と緊結されれば、縦揺れでも崩れることがなくなります。

構造用合板の貼り方ですが、土台から、桁、梁までかかるように、貼ることが重要です。床から天井までしか貼っていない例もありますが、強度がぜんぜん違います。その意味では、本当は、外壁をやり変えた時に、全部構造用合板を貼ってしまうのがベストなんですね。(2階建ての場合)

内装だけ自分でやって、構造補強はプロに任せるのもよい方法です。
仕上げはどう失敗しても、命に関わることはありませんから........





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