基礎を自分でつくる
基礎は、文字通り家の ”基礎”です。
これがしっかりしていないと、家が傾いたり、建たなかったりします。
ぼくらも、変な基礎屋に頼むと、レベルが合ってなかったりしますので
かならず信用できる業者に頼みます。
自分でやるときは、念には念を入れて、しっかりつくります。
丈夫すぎるくらいでちょうどいいくらいです。
基礎に使われるコンクリートも重要です。
今は生コンしか使いませんので安心ですが、それでも施工のときに注意が
必要です。加水(水を加えること)は絶対にだめです。
昔の職人の中には、夏場、コンクリートが早く固まるため、ミキサー車に
加水を指示する人がいます。土間うち(土間にコンクリートをうつ場合)なら
ともかく、基礎コンクリートに加水するのはいけません。
どうなるのか?
強度が落ちます。コンクリートは工場で設計強度がでるように調合して
つくられます。加水すると、それがパーです。
コンクリートは水を多くすればするほど強度が落ちます。
基礎は丈夫につくるものです。
でも、なぜ加水しようとするのか?
コンクリートが堅いと、いくらバイブレーター(振動をあたえてコンクリートを
隅々まで行き渡らせる電動工具)をかけてもすみまで入らず、ところどころ、虫食い
みたいに砕石がみえたりするんですね。それが恐いんです。
基礎には種類があります。
独立基礎−−−−ボイド管や角柱を地面から立ち上げ、天端に土台を載せる。
布基礎−−−−−土台が載る部分だけを地面から立ち上げた基礎。
ベタ基礎−−−−布基礎の建物下部分にもコンクリートを入れ、一体化させた基礎。
ブロック基礎−−ブロックでつくった基礎。(形状は布基礎と同じ)
なにがいいか、それはいえません。
でも、ベタ基礎>布基礎>ブロック基礎>独立基礎ですかね。
でも、どの基礎でもきっちりつくれば、驚くほど強度がでます。
ただ、なんでも頑丈にすればいいってものでもありません。
値段も当然あがりますし、解体するとき、費用がかかりすぎます。
ものには限度があります。
地震でも倒壊しない、それが目安となります。
それぞれの基礎でつくりかたは違ってきます。
でも、基本は一緒です。
1.地縄をはる。(建物の外周に縄をはる)
2.やり方をする。(杭を1の縄の外側に打ち、レベルを見て印をつけ板をうつ)
3.糸を張る。
4.堀方(穴を掘る) 糸から 基礎+割栗石+砂利 の分下がる
5.捨てコンをうつ
6.墨だしをして、鉄筋を組み立て、型枠を組み立てる。
7.生コンを流し込む(バイブレーターで隅々まで)
8.養生する
9.強度がでてから型枠をはずす。
10.天端にモルタルを塗って平らにならします。
これでやっと、基礎の完成です。
ここで問題です。
アンカーボルトはいつ、入れるんでしょう?
正解は 7.のすぐ後です。
でも、7.の前にやる方法もあります。
こちらの方がこれから主流になるはずです。
強度がでますから......
基礎でいちばん大切なのは、強度です。見栄えよりも強度に重点をおくべきです。
7/19,20に基礎をつくります。今回は独立基礎です。(倉庫)
見学希望の方、または、自分もやってみたいという方はぜひ御参加ください。
現場は、当店の近所です。セルフビルド実践講座の講習会参加希望と書いて
お申し込みください。
参加料無料 (バーベキュー、酒代は実費で徴収します)(笑い)
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